プラズマローゲンとは?

プラズマローゲンってどんなもの?

現在特に注目度が上がっているプラズマローゲンについて紹介します。プラズマローゲンは人間や動物の体の中に存在する成分で、リン脂質に分類されます。認知症予防として効果が期待されていますが、医薬品としてはまだ販売、流通されていません。新薬を開発して実用化するためには長年の研究はもちろん、副作用も含めた様々な検証が必要であり、効果が判明していてもすぐに認可が下りる訳ではないためです。

とは言え、効果が期待されているのであれば、すぐにでも対策を始めたい、もしくは始めなければいけないという方も多いのではないでしょうか。そういった方のために、現在はサプリメントとしてプラズマローゲンを配合した健康食品が複数の会社から販売されています。

サプリで使われるプラズマローゲンは、発売当初は主に鶏肉から抽出されたものを使用していましたが、最近は多くのサプリがホタテ貝から抽出したプラズマローゲンを使用しています。ホタテ貝の方がより純度が高く質の高いサプリを製造できることと、抽出技術が進歩したため比較的安いコストで作ることができるようになったためです。ホタテ貝の毒を除去する技術も確立されているため、安全性も問題ありません。
さらに最新の研究では、ホタテ貝以上にホヤにプラズマローゲンが多く含まれていることが分かってきており、さらにホヤ由来のプラズマローゲンは必須脂肪酸のDHAやEPAを多く含んでいることが分かっています。

プラズマローゲンにはどんな効果がある?

プラズマローゲンの効果について現段階で分かっていることは、アルツハイマー型の認知症患者は正常な方に比べて血液中のプラズマローゲンの数値が少ないということです。つまり、意識的にプラズマローゲンを摂取することで血中プラズマローゲン濃度を正常値に戻し、アルツハイマーの症状進行を遅らせることが期待できます。

また、日常生活のストレスと認知症には深い関係がありますが、プラズマローゲンによってストレスから脳を保護する効果もあると考えられています。そのため、強いストレスを日常的に受けている方や性格的にストレスを溜め込みやすい方はプラズマローゲンを意識的に摂取することで脳に与えるダメージを抑え、将来的な認知症リスクを抑えることが期待されます。

脳の機能が正常に働いている間は脳の酸化や疲労は起こりにくいのですが、加齢など様々な要因によってプラズマローゲンが減少すると脳の保護が難しくなり、脳細胞が劣化する原因になるとされています。脳の老化現象を予防するためにサプリなどを利用して、正常な脳機能を維持していく意味は大きいのではないでしょうか。

プラズマローゲンを効率よく摂取する方法

健康な体は一朝一夕には作られないように、認知症の予防も即効性のある方法はありません。当然、プラズマローゲンのサプリも、効果が現れるまでには時間がかかります。人によっては半年以上継続して続けてから効果を実感した人もいます。何にも増して継続をすることが重要なのです。

実際にプラズマローゲンサプリを長期的に愛用している方は、飲み始めてから効果を実感するまでにある程度の時間を要した方が多いのです。継続して飲み続けている中で、ふとした瞬間に記憶力に改善が見られたり、普段とは異なる反応が返ってくるなど、本人はもちろん家族にとっても希望になる瞬間が訪れるようです。

また、類似したサプリの中でもより効果の出やすいもの選ぶためには、プラズマローゲンの配合量が多いことはもちろん、飲みやすさの面などで自分に合ったサプリを選ぶことも継続するためには重要です。体内に吸収されやすいものを選ぶことも忘れてはいけません。